抗凝固剤
突発性難聴とは、ある日、急に片側の耳が聞こえなくなっていたり、つまる感じがしたり、耳鳴りを感じたりする病気です。また、夕方になると急にめまいとともに難聴を感じたりすることで発症することもあります。今までどうもなかったのに、突然急に発症するタイプの内耳の病気を突発性難聴といいます。 発症は確実に自覚できるほど即時的であり、そして多くの患者がそれ以前に耳の病気を経験したことのない健康体であるため、発症時は難聴であると気付かずに耳が塞がれている感じや耳に水が入ったような感じであると訴え、勘違いや誤診により治療が遅れるケースが多くなっています。 発症原因が分かっている難聴として脳腫瘍による難聴、外リンパ瘻、外傷性難聴、内耳梅毒、薬剤性難聴、耳管狭搾症などがあります。 突発性難聴の1つの内耳循環障害改善する治療で血管拡張を目的とした薬剤として、血管拡張剤が用いられます。また血栓により内耳循環障害が生じていると考えられる場合には抗凝固剤が用いられます。 抗凝固剤は、血液の循環を改善させ内耳血管の凝固を防ぐ薬剤であります。そして突発性難聴で抗凝固剤の使用は、内耳血管の凝固を防ぐことでありますが、どうして凝固するかは未だ原因不明とされています。
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