はしか
突発性難聴は突然発症してしまう病気で年齢や性別を問わずに発症します。特に職業や環境などによる影響は今のところは考えられていませんが発症前に疲労感を感じていたり、はしかやおたふく(流行性耳下腺炎)、水ぼうそうを患ったことがある人が多いみたいです。 はしかやおたふくなどは高熱を出すことが多いのでそのことが関係している可能性があるとも考えられています。おたふくにかかった時にはおたふくの合併症としてムンプス難聴を発症することもあるので注意が必要です。 突発性難聴の症状は難聴の他に耳鳴りやめまい、吐き気などですが耳の病気になったことのない人に発症した時は難聴とは思わずに耳の中で音が鳴り響いているように感じたりするようです。治療は発症後なるべく早く開始することが大事で治療開始の時期が予後に大きく影響するといわれています。 症状の重度によっては入院治療を要する場合もあり軽視できない病気です。薬物治療は内耳の炎症を抑えるためにステロイド薬の投薬や内耳の血流改善のためにATPなどの循環改善薬の投薬、内耳の水腫を改善するために浸透圧性利尿薬などの投薬を行うことが多いようです。高気圧酸素療法や鍼灸治療も注目されている治療法です。
|