ストレス
現代社会はストレス社会とも言われ、日常生活の中で少しずつ蓄積していってしまうケースも多いものです。人間関係、あるいは厳しい仕事のノルマ、さらには学業・受験のプレッシャーなどで若年層の間で晒されるケースも増えています。その結果、突発性難聴に陥ってしまうケースも増加しており、大きな問題となっています。 まだ具体的な関連については明らかになっていない部分も多く、直接の関係があるかどうかもわかっていません。ただ、難聴を抱えている人の多くがストレスを抱えているといいます。とくに20代、30代に発症するケースにこのパターンが多いようです。 この場合、重要なのは早めに気づくこと、それから日常生活の中で改善に努めることです。自律神経が乱れ、それがますます症状を悪化させてしまうことも考えられるからです。ただ、厄介なのは自覚が難しい点です。もともと目だった体の不調が見られず、「なんとなく調子が悪い」と感じることが多いため、自覚しづらいのです。さらに突発性難聴の場合、たいていは一方の耳だけ聞きづらくなるため、判断が難しい面もあります。その結果、なんとなく放置したまま治療が遅れ、慢性化してしまう恐れもあります。 突発性難聴は発症から1ヵ月が勝負だとも言われます。その間にどれだけ効果的な治療ができるかが重要です。1ヵ月が過ぎてしまうと聴力が戻らなくなる恐れがあります。発見が遅れてしまった場合、とくにそのリスクが高くなるわけです。それだけに日々の生活の中でなるべく不満や苛立ちを溜め込まないように努めることが重要になっていきそうです。
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