突発性難聴からの病人
突発性難聴はある日突然に片方の耳が聞こえなくなってしまう症状です。早期に治療を行えば聴力の回復は望めますが、片方の耳が聞こえることで、なかなか耳鼻科での診察をしない方が多いようです。 治療が遅れてしまいますと難聴状態がつづき、聴力を失ってしまう可能性もある恐ろしい病気だということを理解してほしいと思います。 体は元気でも耳を患っている病人ですのでとにかく安静にして、できれば音から遮断されるように入院することをお勧めします。症状が進むと耳がつまったような状態や耳鳴り、めまいや吐き気などを伴うようになり日常生活にも支障がでてしまいます。 鼻かぜが長引き中耳炎となり突発性難聴の引き金となる場合もありますが、はっきりとした原因は解明されていません。長期間にわたるストレスや重度の疲労が誘因になるとも考えられています。 また最近はイヤホンを使う習慣がありますが、大きな音で音楽を聴くことも音響外傷性難聴という病気になりやすいので注意が必要です。 仕事が忙しくなかなか耳鼻科にいけないという方も多いと思いますが、片方の耳が聞こえないというのは立派な病人だと自覚をして、一日も早く耳鼻科を受診して治療に専念したほうが良いと思います。
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